浄化槽保守点検・施工
単独処理浄化槽と合併処理浄化槽の違い
浄化槽とは、水洗トイレからの汚水等を微生物の作用により浄化し、きれいな水にして放流する設備でその構造から「みなし浄化槽”(単独処理浄化槽)」と「合併処理浄化槽」に大別されます。
みなし浄化槽(単独処理浄化槽)
主に「トイレからの排水のみを浄化してから側溝(排水溝)に流します。生活雑排水(台所の排水・お風呂の排水など)は、そのまま側溝(排水溝)に流してしまうので、汚れた水がそのまま河川や海へ流れてしまい、水維持管理は定期的に行なわなければならず、管理を怠ると浄化が出来ず悪臭や水質汚濁の原因となってしまい、周囲へ悪臭を放つことがあります。
合併処理浄化槽
みなし浄化槽(単独処理浄化槽)に対して合併処理浄化槽は、家庭から出るトイレの排水や生活雑排水(台所の排水・お風呂の排水など)を、合併処理浄化槽で浄化してから側溝(排水溝)に流します。
みなし浄化槽と比べて家庭などから出る汚濁負荷を、8分の1に減らすことができます。
浄化槽保守点検
01
槽内の状況の確認
槽内の状況を目視し、異常や変化がないか確認します。
02
水質検査
槽内で適正に処理され、放流水の水質が基準値内になっているかどうか、薬品や測定器具を使って測定します。
03
槽内機器類の点検・調整
槽内の装置や機器類を確認し、浄化槽の使用状況や状態に合わせて作動状況の調節を行います。
04
消毒状況の確認
放流水の消毒状況を確認し、滅菌が正常にされているか確認します。また消毒剤の補充を行います。
05
ブロワーの点検、整備
浄化槽を稼働させるブロワー(槽内へ空気を送る機器)の点検、整備、清掃を行います。
06
点検記録表の記入、改善のご提案
実施した点検内容や測定結果、報告事項等を記入しお客様に提出します。点検の結果、不備や不具合・故障が見つかった場合にはお客様へ報告し、改善や修理、機器類の交換等のご提案を行います。また、点検実施を行った記録は行政(各市町村や県)へ報告しています。
浄化槽清掃
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